参考文献リスト
第3回本橋哲也×今野晴貴×藤田孝典
テロリズム・難民・空爆 ―オリエンタリズムの行き着く先
「足元からの民主主義プロジェクト」では毎回、勉強会のテーマに関連する参考文献リストを挙げていきます。
*ここで挙げた文献はごく一部で、入門として実行委員が挙げたものです。
「足元からの民主主義プロジェクト」では毎回、勉強会のテーマに関連する参考文献リストを挙げていきます。
*ここで挙げた文献はごく一部で、入門として実行委員が挙げたものです。
本橋哲也/岩波新書、2005年
ポストコロニアリズムを考えることによって、歴史においては、起源の創設の過程を問い、現在の国家や社会のありようを別の角度から見直すきっかけを得られるだろう。本書では、「歴史」のほかに「文学」と「証言」という領域において植民地主義が再検証されるとともに、3人のポストコロニアリズムの理論家がどのような現実と格闘しながら自らの思想を構築していったかを探る試みがなされる。
アルンダティ・ロイ/岩波新書、2003年
本多勝一/朝日新聞出版社、1982年
「お前はいったい何なのか。われわれ「殺される側」の味方なのか、結局は「殺す側」の走狗なのか……。」数々の取材の中で、著者の本多勝一氏自身が絶えず問いかけられてきたのはこのことだった。本書は障害差別に始まり、ヴェトナム戦争、アイヌ、開発主義など多岐にわたるテーマを扱い、「殺される側」について考察したルポルタージュ集である。「殺す側」の論理で語られ、理解され、構成される社会の中で、冒頭の問いは私たち自身に問われ続けている。
ガヤトリ・スピヴァク/大月書店、2014年