研究会報告
第3回本橋哲也×今野晴貴×藤田孝典
テロリズム・難民・空爆――オリエンタリズムの行き着く先
2015年12月23日、北沢タウンホールにて、緊急企画「テロ・難民問題を考える」第1弾の公開学習会を行いました。
あふれるシリア難民、パリ同時多発テロ事件、激しさを増すシリア空爆、先進国内での「対テロ対策」や移民排斥の動き……現在の世界情勢に対して私たちに何ができるのか。まずは、テロや難民がなぜ生み出されるのかを知ることが重要だと考え、「緊急企画:テロ・難民問題を考える」を企画し、第1回目は、カルチュラル・スタディーズ専門の本橋哲也さんをゲストにお招きしました。
まず、本橋さんから「『国家』は誰のものか?――難民・憲法・群島の視点から」というレジュメに沿って講演を行なっていただきました(資料参照)。その後、主催の今野・藤田が質問をする形で議論を深めました。
学生も含めて30名ほどが参加し、質疑応答の時間ではたくさんの質問が出て議論が盛り上がりました。